島根1区当選の亀井亜紀子さん「保守王国での結果は岸田政権に届く」

唯一の与野党対決となった衆院島根1区補欠選挙で当選を決めた、立憲民主党公認で前衆院議員の亀井亜紀子さん(58)は、支援者が集まった松江市内の会場に午後8時過ぎに到着。花束を受け取ったあと、満面の笑みで万歳を三唱した。
亀井さんは「自民党の裏金問題への怒り、島根がちっとも良くならない、人口減少が止まらない苦しさが、私への期待に変わったと思う」と勝因を分析。「私が『お願いします』と言う前に、皆さんのほうから『お願いします。変えて下さい』と声を掛けられた。一票一票が非常に重い」と選挙戦を振り返った。
さらに「保守王国と呼ばれる島根での結果は、岸田政権に届くと思う。何が私たちをこんなに怒らせているのかを感じてほしい」と語った。
取り組む課題には「公共交通に公として責任を取る。離島航路も民間に丸投げではなく、フェリー料金を下げるために税金を投入するなど、国の関与を強めるようにしたい」と述べた。