大雨の影響で28日早朝、佐賀市のJR佐賀駅は構内まで水が入り込み、改札周辺が5センチほど浸水した。
JRは、佐賀駅に止まるはずの特急などが運休している。
駅前ロータリーでは、ひざまで水につかりながら出勤する人々の姿がみられた。改札前で列車の運行再開を待つ人たちも、ベンチに足をあげるなどしていた。
愛知県から来ていた会社員杉本大輝さん(26)は午前6時半ごろ、宿泊していたホテルの館内放送でフロントが水浸しになったと聞き、「やばいと思った」。「高速バスと列車の再開が早いほうで帰りたいが、今日中に戻るのは難しいかも」と話していた。
秋田県から仕事で来ていた女性(60)は「災害情報はメールで見ていたが、山間部の話だと思っていたので、今朝起きてびっくりした。キャリーケースが重くて、駅まで来るのも大変だった。福岡空港から帰る予定だったが、ここから動けずに困っている」と話した。