無資格で歯科治療をしたなどとして、愛知県警は3日、名古屋市東区の「カフェ・ロラ松本歯科」院長、松本健(78)と歯科衛生士、両坂久美の両容疑者を歯科医師法違反(無資格医業)などの疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。
逮捕容疑は、松本容疑者が自分の留守の際、歯科医師免許がない両坂容疑者に虫歯治療などをさせていたとしている。無資格でレントゲン撮影もさせていたという。これまでに健康被害は確認されていない。
捜査関係者によると、松本容疑者は海外でコーヒーの栽培や販売を手掛けており、インドネシアなどへの渡航を頻繁に繰り返し、クリニックを不在にすることが多かった。長いときは1カ月以上不在にすることもあり、留守中は両坂容疑者が代わりに治療をしていたという。
クリニックは2009年3月に開設。虫歯治療のほか、歯周病予防やインプラント治療なども行っていた。利用者の女性は「利用者の大半は高齢者だった。院内は決して清潔ではなかったが、歯周病治療のために関東や関西から来る患者もいた。(松本容疑者は)いつも海外旅行の話などをしていた」と話していた。【高井瞳】