国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で一部の展示が中止された問題を巡り、愛知県の大村秀章知事は2日の定例記者会見で、先月25日に展示再開方針を表明した後、県庁などに対する抗議電話が1日約200件に上っていることを明らかにした。
県によると、抗議電話は開幕直後の8月1週目には1日約200~400件寄せられたが、いわゆる従軍慰安婦を象徴する少女像などの展示が中止されてからは次第に減り、8月中旬以降は約20~40件程度で推移していた。
しかし、大村知事が有識者による検証委員会の中間報告を受けて再開方針を表明して以降、県のコールセンターや芸術祭実行委員会事務局などに、再び110~200件前後の電話が寄せられるようになった。大半が抗議の内容だという。
県は弁護士と相談し、通話の最初に音声案内を流したうえで、1回10分で電話が自動切断されるよう設定しているほか、通話内容を全て録音するなどの対策を実施しているという。大村知事は「県庁の業務に特に支障は出ていないと思っている」と述べた。