23日午前7時40分ごろ、京都市中京区西三坊堀川町の府道でタクシーが逆走し、乗用車などに衝突するなど計6台が絡む事故があった。京都府警中京署によると、タクシー運転手の男性(72)=同市西京区=が頸椎(けいつい)を骨折する重傷で、巻き込まれた乗用車2台の男性2人も重軽傷という。タクシーは府道の中央分離帯の縁石に衝突して停止。目撃情報などから少なくとも府道を約200メートル逆走した可能性がある。同署が詳しい事故原因を捜査する。
同署によると、タクシー運転手の男性は「朝起きたときからの記憶が曖昧」などと説明している。タクシーは午前6時から営業していたといい、乗客はいなかった。
現場は世界遺産・二条城や中京区役所近くの交通量の多い道路。堀川御池(おいけ)と呼ばれる交差点にも近い。