日光の酒蔵がオールブラックスの日本酒 漆黒のボトルに化粧箱

栃木県日光市の酒造会社が、ラグビーのニュージーランド(NZ)代表をイメージした日本酒「ALL BLACKS 純米大吟醸」を製造し、販売中だ。NZラグビー協会の公認も受けており、ボトルや化粧箱を漆黒にした勇壮なデザインが話題となっている。
ラグビーのNZ代表はユニホームが黒ずくめで、「オールブラックス」の愛称で知られる。ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会にも出場しており、史上初のW杯3連覇を目指している。
日本酒を製造したのは1880年創業の片山酒造。片山貴之社長(50)が国学院久我山高(東京)時代に全国高校ラグビーで優勝した経験を持つ元ラガーマンで、2017年から1年かけて開発した。フルーティーな味わいが特徴で、18年に1000本を限定販売したところ完売。今年、新たに仕込んだ1000本を売っている。
片山社長は「日本酒をきっかけにラグビーW杯に興味を持っていただければ」と話す。720ミリリットル、税込み1万2000円。問い合わせは同社(0288・21・0039)へ。【李舜】