2日午後7時ごろ、佐賀県鳥栖市本鳥栖町のファミリーレストラン前で、道路側溝の中から子猫の鳴き声を聞いた地元の高校生らが子猫を救出しようとしたがうまくいかず、鳥栖・三養基(みやき)地区消防本部にレスキュー隊の出動を要請した。同8時40分ごろ、隊員が特殊な器具で側溝の蓋(ふた)を開け、子猫は高校生と隊員のコラボで無事救出された。
子猫を見つけたのは鳥栖高1年、田中孔太さん(15)と同1年、友田遥斗さん(15)。別の高校に通う友人の女子生徒3人も救助に参加した。
2人は午後5時半ごろ、勉強のためファミレスに入店。同7時前に店を出る際、側溝の中から猫の鳴き声がするのに気付き、コンビニエンスストアの干し肉や、スマートフォンから流した猫の声で誘い出そうとしたが、うまくいかなかった。
現場には人だかりができ「消防に応援を呼ぼう」との声が上がった。同8時すぎ、レスキュー隊員4人が駆けつけ、長さ約2メートルのコンクリート製の蓋2枚を開け、約30分後に救出した。
子猫の体長は15センチほどで、生まれて間もないとみられる。薄いグレーに茶のしまが入っていた。助け出された後、離れた場所で様子を見ていた親らしき猫に子猫が気付いて走り寄り、そのまま2匹で去っていったという。
田中さんと友田さんは「台風(18号)が接近していたので、そのままにはできなかった。助かって良かった」と胸をなで下ろしていた。【満島史朗】