台風7号(アンピル)発生 お盆休み後半に関東など東日本へ近づく可能性

8月13日(火)3時、日本の南で発達中の熱帯低気圧が台風7号(アンピル)になりました。このあとは発達しながら北上し、お盆休み後半には関東など東日本に近づくおそれがあります。動向に注意が必要です。▼台風7号 8月13日(火)3時 中心位置 日本の南 大きさ階級 // 強さ階級 // 移動 北北東 ゆっくり 中心気圧 998 hPa 最大風速 18 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 25 m/s
お盆終盤に関東など東日本に影響が出る可能性
台風7号は今後発達しながら日本の南を北東に進み、明日14日(水)夕方から夜にかけて小笠原諸島に最も接近する見込みです。その後は北に向きを変え、お盆期間終盤となる16日(金)頃には強い勢力となり、17日(土)にかけて暴風域を伴って関東など東日本に接近するおそれがあります。その後も北上を続けて北日本方面にも影響を及ぼす可能性があります。予報円が大きく、まだ取りうる進路や進行速度の不確実性が大きくなっていますが、西寄りの進路を通った場合は関東などでも雨や風が強まるおそれがあり、大雨や暴風、高波等に警戒が必要です。また、台風5号の影響で記録的な大雨となっている東北でも再び影響を受けることも考えられます。台風が近づくと東日本や北日本を中心に、交通機関にも影響が出る可能性があります。お盆休みの終盤にあたるため、帰省先などからのUターンや旅行先での移動タイミングと重なります。こまめに最新の台風情報や交通情報を確認し、天気を考慮して計画を立てるようにしてください。
台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風の暴風域に入る確率がが5%以上の府県予報区は以下の通りです。(気象庁) 根室地方 6 % 釧路地方 7 % 十勝地方 6 % 日高地方 7 % 青森県 14 % 岩手県 33 % 宮城県 41 % 秋田県 25 % 山形県 33 % 福島県 52 % 茨城県 61 % 栃木県 48 % 群馬県 44 % 埼玉県 51 % 千葉県 65 % 東京都 68 % 神奈川県 52 % 新潟県 28 % 富山県 13 % 石川県 6 % 福井県 6 % 山梨県 41 % 長野県 30 % 岐阜県 17 % 静岡県 47 % 愛知県 19 % 三重県 11 % 滋賀県 6 % 奈良県 5 %
台風の発生は今月3つめ
平年の台風発生数
台風の発生は8月11日に発生した台風6号に続き、今月に入ってから3つめの台風発生です。台風発生数の平年値を見ると、8月の台風発生数の平年値は5.7個で、一年の中でも最も台風の発生が多くなる時期です。今年も日本の南で複数の台風が発生する可能性があります。秋にかけての本格的な台風シーズンとなりますので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。台風7号の名前「アンピル(Ampil)」はカンボジアが提案した名称で、マメ科のフルーツの名前からとられています。