《ベトナムガールズバー摘発》28歳美人社長”ズンちゃん”はクルーズ楽しむほどの羽振り アオザイ着たキャストの“おねだり営業”で4億円以上売り上げ

ベトナム民族衣装「アオザイ」などを着て、飲食店における違法な接待をしたとして都内ガールズバーの経営者らが一斉に検挙された事件。
10月20日、警視庁は風営法違反の疑いで経営者でベトナム国籍のズオン・ティ・ミン・ホン容疑者(28)を逮捕した。また、同容疑で店の従業員であるグエン・ティ・アイン容疑者(26)ら16人も現行犯逮捕している。容疑者らは9月と10月に文京区・湯島にあるガールズバー『Queen』など系列5店舗において、風俗営業の許可を得ずに客に同席し、会話の相手をするなど接待した疑いがもたれている。ズオン容疑者は4店舗の経営者で、もう1店舗は別のスタッフが経営していたという。全国紙社会部記者が語る。
「17人の容疑者の約半数は容疑を認めていますが、残りは一部否認している状況だそうです。また関係者によれば店舗は“ベトナムガールズバー発祥の店”とネット上でうたわれており、店員らは『アオザイ』を着て接客していました。2019年から約6年の間でおよそ4億4000万円を売り上げたとみて捜査が進んでいるようです」
若い“やり手”20代経営者の実態「内縁の夫が…」
法人登記をみるとズオン容疑者が会社を設立したのは2017年の10月。湯島エリアのほか六本木にも店を構え、昨年7月には錦糸町に新店舗をオープンするなど手広く事業を展開していたようだ。
なぜ彼女は20代前半で法人を立ち上げ、億単位の売り上げを作ることができたのだろうか。湯島のある飲食店関係者は言う。
「もちろん客商売なので独り身のテイでしたけど、ズンちゃん(容疑者の通称)には彼氏というか“内縁の夫”のような男性がいたと聞いたことがあります。多店舗を経営できたのも、その方のいろんなサポートがあったのかもしれないですね」
さらに経営する店だけではなく、その私生活も潤っていたことがうかがえる。
本人のものと思われるSNSには、クルーズ船を楽しむ様子や、『一緒に遊びに行きましょう』という文言とともに新車価格100万円近い国産のスポーツバイクにまたがる姿などが投稿されていた。
強めの“おねだり営業”
前出の記者がさらに語る。
「ズオン容疑者は2019年に台東区・湯島に1店舗目のバーをオープンしてから接待行為について計6回行政指導を受けていたといいます。従業員の多くは、留学などで来日した若いベトナム人女性で、不法就労の疑いもあるとか。警察から再三の指導があっても店の状態は改善せず、今回の一斉摘発に至ったとみられます」