児童が上級生に待ち伏せされ集団暴行 教育委員会が「重大事態」に認定 北海道美唄市

北海道美唄市の小学校に通う児童が上級生から集団で暴力を受けるなど深刻な被害を受けたとして市の教育委員会が「重大事態」に認定していたことがわかりました。
関係者によりますと、美唄市内の小学校に通う児童が、上級生に待ち伏せされるなどして集団で殴られたり、ひじで突き飛ばされたりするなどの暴行を受けていました。
また、美唄市教委によりますと、児童へのいじめは今年6月から9月にかけて行われ10月中旬、小学校が行った定例のアンケートでいじめが発覚したということです。
伊藤亜衣 記者 「当該の児童は、上級生から殴る蹴るなどの暴行を18回ほど受けたということです」
その後も、児童らへの聞き取りを進め、11月26日、小学校は、児童の生命や心身に深刻な被害を与えたとする「重大事態」に値すると報告。
美唄市教委が認定したということです。
美唄市教育委員会 石塚信彦教育長 「(児童は)長期にわたって苦痛や恐怖を受けられた。本当に胸が痛くなる思い。子どもたちにとって安全で安心な環境を作っていかなければならないと痛感している」
美唄市教委は、今後、外部の有識者でつくる第三者委員会を設置し、事実関係などの調査するとしています。