福岡県広川町の民家に隣接した倉庫で5日に発見された一部白骨化した性別不明の遺体の身元について、警察は、DNA鑑定の結果などからこの家に住む女性の43歳の息子と判明したと発表しました。
女性は息子について、「18年ほど前に家出した」と話しているということです。
一部が白骨化した遺体は、5日午前、広川町川上の民家に併設された倉庫内で見つかりました。
遺体に目立った外傷は無く、服を身につけていない状態で、周辺には男性用と見られるたたまれた衣服やスニーカー、ペットボトル、栄養補助食品とみられる食べ物も確認されました。
この遺体について、この家に住む60代の女性が「18年ほど前に家出した息子ではないか」という趣旨の話をしていて、警察が身元を調べていました。
警察によりますと、司法解剖やDNA鑑定の結果、遺体は女性の43歳の息子と判明したということです。
死因は不詳で、今年の春頃に死亡したとみられるということです。
女性がこの倉庫に最後に入ったのは1年半ほど前ということで、警察はこの時期以降に息子が倉庫で生活をしていたとみて調べています。