寿司食べた30人に食中毒症状、ノロウイルス検出 飲食店に営業停止命令 鹿児島・日置市

鹿児島県日置市の飲食店で、寿司を食べた客30人に食中毒の症状がみられ、保健所が検査した結果、ノロウイルスが検出されました。
保健所は飲食店に対し、4日間の営業停止命令を出しました。今月29日から来月1日まで4日間の営業停止命令を受けたのは、日置市東市来町の飲食店「金太楼」です。
県によりますと、今月23日と25日の2日間、店が調理・提供したにぎり寿司などを店舗や出前で食べた85人のうち、30人に下痢、嘔吐、腹痛などの症状がみられたということです。
伊集院保健所が患者と調理した従業員あわせて11人を検査した結果、9人からノロウイルスが検出されました。保健所は店が提供した寿司を原因とする食中毒と断定し、店に対して今月29日から来月1日まで4日間の営業停止命令を出しました。
店はすでに今月27日から営業を自粛しているということです。
ノロウイルスによる食中毒は冬場の発生が多いことから、県は、石けんを使った十分な手洗いや、食品の十分な加熱など対策を呼びかけています。