《頂き女子りりちゃんの現在》映画制作スタートも「順調といえない…」獄中手記も更新ストップ

SNS上で「頂き女子りりちゃん」と名乗り、恋愛詐欺のマニュアルを販売したほか、複数のパパ活相手から1億5000万円余りを騙し取ったとして詐欺罪などに問われている渡邊真衣被告(26)。
2024年9月に名古屋高裁で懲役8年6か月、罰金800万円の判決が下るも、これを不服として最高裁に上告。現在審理中だ。判決が出た同年9月には、獄中手記『りりちゃん、しゅき。』の有料配信も開始された。渡邊被告から手記を受け取った支援者が記事配信サイトで公開し、1話300円で現在11話まで公開されている(12月18日現在)。
一体どんな内容なのか。
「渡邊被告が自身の半生を振り返っており、〈ままにもっと、まいのこと聞いてほしかった〉など、複雑な家庭環境のなかで母の愛に飢えていた心境を繰り返し綴っています。収益は被害者への弁済に充てるとしています。
〈連載開始時に予測しえなかった事情〉を理由に12月初旬に公開された第11話をもって更新をストップしていますが、自らの生きづらさを吐露するような内容が一部で熱狂的に支持されており、ファンから応援の声が寄せられています」(スポーツ紙記者)
その後、渡邊被告の周辺ではさらにお金が動き始めた。なんと映画化プロジェクトが始動したのだ。
「渡邊被告をモデルにした映画『頂き女子』の制作がスタートしました。事件を題材にした内容で、プロデューサーは渡邊被告の身元引受人を務めた人物です。
メガホンを取るのは、『孤高の遠吠』や『全員死刑』などで評価され、アウトロー描写に定評がある小林勇貴監督です。演出をめぐってパワハラ疑惑が持ち上がり、釈明・謝罪する事態となった彼にとっては、約2年ぶりの復帰作です」(同前)
水面下で“頂き女子りりちゃん”を描くための布陣が固められているが、制作は難航しているようだ。
「渡邊被告らに綿密に取材したうえでの映画化を目指しているものの、やはり相手が獄中ということもあり、制作は順調といえないようです。
またクラウドファンディングなどの力は借りないそうで、制作会社が〈製作陣自らの力で動いていくことが望ましいという結論に至りました〉〈表現のみならず、資金面でも大きな挑戦となります〉と報告しています。いつどのような形で世に公開するのかも正式には発表されていません」(前出・スポーツ紙記者)
映画は収益目的ではなく、利益が出た場合は被害者への弁済に充てるという。被害者の手もとにお金が戻る日は来るのか。