大阪市消防局は30日、消防車両を出動先に停車した際、取り付けていた車輪止め2個が紛失したと発表した。付近を捜索したが見つからず、何者かに持ち去られた可能性が高いとして、大阪府警東淀川署へ盗難を届け出た。「特段珍しいものでも、高価でもないのにどうして」と首をかしげる。
消防局によると、なくなったのは黄色い樹脂製の車輪止め2個。29日午後3時ごろ、大阪市東淀川区の住宅街で、救急事案に対応するため車両を停車。隊員は右後輪に車輪止めを挟んでいたが、車から離れていた十数分間になくなっていたという。
消防局の内規で、停車中は車輪止めを設置することになっている。担当者は「これまで車輪止めが盗まれたことはない」と困惑。車輪止めを発見した場合などは、東淀川消防署(06・6320・0119)への連絡を呼びかけている。【菅沼舞】