兵庫県選挙管理委員会が総務省に助言や法整備を要望へ。県知事選挙に公平性の問題があったとしています。
斎藤元彦知事が再選を果たした兵庫県知事選挙では、立花孝志氏が当選する意志はないのに立候補して斎藤知事の支援を表明するなど、異例の事態が起きました。このため、県の選挙管理委員会は「公平性の観点から問題がある」などとして総務省に法整備や助言を求める方針を明らかにしました。
選管は政治団体の名前を伏せたうえで、団体の代表から告示日の1週間前に立候補者を10人擁立すると連絡があったことも公表。掲示板の準備には10日から2週間程度かかるため、告示日に全候補者のポスターが掲示できない可能性があったということです。
(兵庫県選挙管理委員会 細川敬太書記長)「民主的な正しい選挙のあり方に資するために、我々として実情を伝えるために国に行くのは有意義なのではないかと」
要望書は1月17日にも提出される予定です。