石破総理が万博会場を視察「チケット売れ行きは心配していない」「あらゆる万博が最初はあまり伸びず、そこから右肩上がり」

大阪・関西万博の名誉会長にも就任した石破茂総理大臣が19日、万博会場を視察しました。
視察を終えた石破総理は、「55年前、鳥取の中2でしたが、あのときの大阪万博の印象はものすごく強烈、夢のような空間だった」と振り返りつつ、「関西万博が再び新しい日本を作っていく場所と実感できた。高度成長期ではないけれど、生きている実感を持ち、未来に夢を持てると、実際に見て実感を持つに至った」と感想を述べました。
チケットの売れ行きについては「あらゆる万博がそうだが、最初はあまり伸びず、そこから右肩上がりでお客様が増える。チケット売れ行きは決して心配していない」と述べました。
販売促進については地方創生に絡めて、「地域で売り方は違うと思っている。『万博と島根』のようにセットで売りたい。単に大阪に来るだけでなく、自分たちの事として万博チケットを買ってもらおうね、と機運醸成する」とし、「お役所仕事ではできない、民間の発想を取り入れていこうと思う」と話しました。
共に視察した大阪府の吉村知事は、「総理が直接視察したのは大きい。ともに成功させようと、気持ちを一つにできたのは大きい」と述べ、3か月後に迫った開幕に向けて、協力しながら進めたいとしました。