八潮道路陥没から1週間、4日午後の下水道管内調査へ「可能な限り節水を」…2本目のスロープ造成も

埼玉県八潮市の県道陥没事故は4日で発生から1週間となる。県は3日、転落したトラックの男性運転手の救出活動を阻む下水の湧出箇所を避けて重機が近づけるよう、スロープの拡幅作業や、2本目のスロープ造成を行った。また、水位を下げて下水道管内の調査を進めるため、排水自粛要請を行っている12市町の住民らに4日午後の「可能な限りの節水」を呼びかけた。
穴に重機を入れるスロープは1日午前に完成したが、先端付近で下水とみられる水が湧き出し、消防による救助作業は中断された。下水道管に障害物が詰まり逆流を招いている可能性があるという。
県は、重機が湧出箇所を迂回(うかい)できるよう、スロープの拡幅工事を行っている。3日には、別方向から2本目のスロープを造る作業も始めた。県によると、2本目のスロープの到達地点は、トラックが転落した場所により近いという。
県は、4日午後2~5時に可能な限りの節水をするよう、対象の住民に呼びかけている。流れ込む下水が減れば、穴の中で湧き出す水量も減るとみられる。
大野元裕知事は3日の県危機対策会議で「救出に1週間かかっていることは極めて遺憾」と述べ、消防による救出を全力で支える考えを強調した。4日の排水自粛に協力を求めた上で、「水位がどの程度かけてどのくらい下がるかや、(下水道管の中を)ドローンで確認できるかを調査する」と話した。