きょう午前、宇都宮市の市道で、直径30センチほどの穴が空いているのが見つかりました。市によると、下水を流す管が破損した影響で地中に空洞ができ、穴ができたということです。
きょう午前9時55分ごろ、宇都宮市松原三丁目の市道に穴が空いているのを通行人の男性が見つけ、110番通報しました。
警察によりますと、穴は直径およそ30センチで、深さは1メートルほどだということです。
けが人や事故を起こした車などはありませんでしたが、道路の一部を通行規制して復旧作業が行われているということです。
宇都宮市によりますと、地下を走る下水道管とそれぞれの住宅をつないで家庭の下水を流し込む「取付管」が破損し、土が取付管の中に入り込んだことで地中に空洞が生まれ、道路に穴が空いたということです。
この取付管は直径15センチほどで、陶器でできていて、少なくとも40年以上前から使われていました。
宇都宮市では埼玉県八潮市の陥没事故を受けて、現在、市内で下水道管の状況について調査していますが、調査対象の下水道管は直径2メートル以上で、穴が空いた場所の下水道管は直径30センチのため、調査の対象から外れていたということです。