大阪・道頓堀のグリコ看板下の遊歩道「グリ下」近くで勧誘した少女を東北に連れ出して売春させたとして、大阪府警は、いずれも府内に住む職業不詳の25歳と21歳の男を売春防止法違反(管理売春)、営利目的誘拐、児童福祉法違反の容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。府警は、別の少女数人にも同様の手口で売春をさせていた可能性があるとみて調べる。
捜査関係者によると、2人は昨年6月、当時16歳だった少女を秋田県のホテルなどに車で連れて行き、不特定多数の男性客を相手に売春させた疑い。少女はグリ下に出入りしていたという。
2人は少女に「出稼ぎに行かないか」などと声をかけ、東北のホテルや車内で出会い系サイトで募った客に淫らな行為をさせていたという。府警は、2人が少女と行動を共にして監視下に置き、100人以上の客を相手に売春させ、売り上げの一部を報酬として得ていたとみている。