「投資」持ちかけられ送金、約1億6900万円相当の暗号資産だまし取られる

兵庫県警加古川署は、兵庫県内に住む男性(56)が約1億6900万円相当の暗号資産(仮想通貨)をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。
同署によると、男性は昨年12月19日、交流サイト(SNS)上で知り合った台湾居住の女性投資家をかたる人物から「暗号資産で利益が出るものがある。今のうちに大金を投資すべきだ」と持ちかけられた。指示された送金先に、投資資金として同月23日~今年1月7日の間に4回、計約1億6900万円相当の暗号資産を送ったという。
投資状況を示す画面上には、利益が出ているように表示されていた。男性が同月9日、暗号資産を出金しようとした際、「出金するのに税金でまだお金がかかる」と言われたため家族に相談し、被害に気づいたという。