姫路市議会、高見市議に対する政倫審設置 兵庫知事選巡りSNSに不適切投稿 19日に初会合

兵庫県知事選などを巡り交流サイト(SNS)上に姫路市議会の高見千咲市議が不適切な投稿を繰り返したとして、同市議会は17日、市議会議員政治倫理条例に基づく審査会を設置した。19日に初会合を開く。政倫審の設置は、同市議会では令和3年10月以来2例目。
議会によると高見氏は昨秋以降、SNSに投稿した写真に写り込んだ市民から削除を求められても応じなかったり、知事選や県の内部告発文書問題などに絡んで誹謗(ひぼう)中傷や誤った情報の発信を繰り返したりした。こうした言動が、同条例の定める政治倫理基準を順守できていないとしている。
宮下和也議長は「高見氏の投稿を巡り、市民から議会に対して不信感や不満の声が上がっており、何らかの対応をするのが議会の務め」と設置の理由を説明。議会運営委員会で収集してきた高見氏の投稿などを精査し、倫理上の問題の有無を明らかにしていきたいとしている。