兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑で元県民局長から告発された問題。兵庫県議会では去年6月、百条委員会を設置し調査が続けられています。
2月18日、百条委員会は非公開で協議会を行い各会派の意見を取りまとめた調査報告書案が提示され、複数の関係者への取材でその内容が明らかになりました。
【百条委員会「調査報告書案」より】
「斎藤氏が執務室や出張先で職員に叱責したことは事実と評価でき、文書内容はおおむね事実であったと言える」
斎藤知事による県職員へのパワハラ疑惑に関して「おおむね事実」などと記載。
また、告発を行った元県民局長を特定し、処分した県の一連の対応については違法性を指摘。「そもそも公益通報者の探索は許されず、不当な調査に基づく処分がなされている」として、名誉回復のため処分撤回を提言する文言が盛り込まれました。
一方、県議会で第2会派の維新の会からは、これらに反対する意見もあるということで報告書案の内容は今後変わる可能性もあります。
この百条委員会の調査報告書案について斎藤知事は…
(兵庫県・斎藤元彦知事)「百条委員会から正式な報告書が提出されていない段階ですのでコメントは差し控えたいと思います」
一方、維新の会に所属し、百条委員会・副委員長の岸口実県議が、「兵庫県知事失職の黒幕」などとして、1月18日に死亡した竹内英明元県議の名前を挙げた文書を、NHK党・党首の立花孝志氏に提供したとされる疑惑。
岸口県議は、これまで…
(維新・百条委副委員長 岸口実県議 2月10日)「立花さんが誤解している。会ったことは事実です。『情報提供を私から』ということでしたけど私からではありません」
維新の会では吉村洋文代表が事実関係の調査を指示し、岸口県議本人への聞き取りを実施。
自ら聞き取りを行った岩谷良平幹事長が19日、その内容について公表しました。
(日本維新の会・岩谷良平幹事長)「立花孝志さんと会ったということはお認めになりました。(文書を)誰が渡したのかについては仲介にあたっていたAさんという民間人の方と一緒に会っていた。その文書を手渡すということを、渡すことであろうことも分かりながらその場に同席したということをもって、本人としては『自分が手渡したと言われても反論のしようがない』と」
立花氏との同席を認め「軽率だった」などと話していたという岸口県議。
今後「兵庫維新の会」が岸口県議への処分について判断するということです。
19日、取材に応じた岸口県議は。
(岸口実県議)「正直なところ(立花氏とは)目的をしっかりもって会ったというわけではない。百条委員会もいま非常にタイトな日程で大詰めを迎えているところ。そのへんも勘案しながら一定の私自身もけじめが必要かなと感じている。(Q百条委のメンバーから外れる?)そういうことです」
百条委員会では副委員長も務めている岸口県議。今後、新たな混乱も予想されます。