株急落の直前に大量売却し損失免れたか、サイト運営会社がインサイダー疑い…東京地検特捜部が聴取

名古屋証券取引所に上場しているウェブサイト運営会社「オウケイウェイヴ」(東京)の株を巡り、未公表情報を基に取引した疑いがあるとして、東京地検特捜部が、同社関係者を任意で事情聴取していたことがわかった。一部は不正取引を認める説明をしており、特捜部は、金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑の適用を視野に詰めの捜査を進めている。
同社は2022年4月、資産運用のために投資会社に預けた資金が他の使途に流用され、約50億円を回収できない見込みになったとの事実を公表した。
関係者によると、この事実を把握した当時のオウケイ社関係者が公表の直前に、管理していた大量の同社株を売却し、損失を免れた疑いがある。実際、公表前は300円台だった同社の株価は公表後に100円台まで急落した。
特捜部は、同社や関連会社の元幹部ら数人への事情聴取を実施。一部が不正な株取引を認める説明をしたという。
オウケイ社は1999年設立で、利用者がインターネット上で悩みなどを投稿して回答を得る「Q&Aサイト」と呼ばれるサービスを展開。最盛期は登録会員数が200万人を超え、現在は名証の新興企業向け市場「ネクスト」に上場している。