「維新さんにも責任ある」国民民主党の“牽制”に吉村代表は「他党のせいにするのは止めた方がいい」前原共同代表は「私、昭和の人間なのでX発信でなく面談を」

予算案への賛成を視野に、与党からそれぞれボールが投げられている野党の国民民主党と日本維新の会。
国民に対しては「103万円の壁など」。維新に対しては「高校授業の無償化など」。先に教育無償化で詰めの協議に進んでいる維新に対し、国民側から注文がつけられました。
2月19日緊急会見を開いた国民民主党。榛葉幹事長は「中途半端な案で、維新さんが自民党と握るようなことがあれば、103万円の壁やガソリン減税を骨抜きにして邪魔をしたのは、維新さんにもその責任があるということになりますよ。」とチクリ。
さらに前原誠司共同代表の名前をあげ、「玉木さんと私が自民党に近い、と言って党を出られた前原先輩ですから、そう簡単に自民党に丸め込まれるようなことはないと思います。103万円の壁、高校無償化、社会保障改革とガソリン税。この一つをとってOKにはならない。」と“牽制”しました。
■前原氏「私、昭和の人間なので」
これに20日、維新側が反応。前原共同代表は、「玉木代表がXで発信をされていることも存じ上げております。私、昭和の人間ですので、会見とかXでの発信ではなくて、面談を申し入れていただければ喜んでお会いをしますし、共闘が確認できるのではないかと思います。」と対応しました。
いっぽう吉村洋文代表は、「103万円の壁はぜひ突破してもらいたいが、交渉が思うようにいかないのを他党のせいにするのは止めた方がいい。」とすこし高いトーンで反論。
吉村代表は「去年から一緒にやりますかと言っているが、『維新は維新でやればいい』と言われているので、こちらは一生懸命協議を積み上げている」と両党の距離感を明かしたうえで、「思い通りになっていないのを維新のせいというのは、国民民主らしくないなと思います」と述べました。
維新は午後、与党側と詰めの協議を実施する予定です。
■玉木氏「新しい壁に当惑」
いっぽう、同じ午後に国民民主党が与党と行う予定だった税制協議は延期されました。
玉木代表は「壁を引き上げようと議論してるのに、次々と新しい壁が作られて非常に当惑しています。」と述べ、「引きつづき建設的な協議を行いたい。『今年から178万円を目指して引き上げる』に沿った内容になるよう更なる努力を求めていきたい」と話しました。
合意に向けてじわじわ距離を詰めてくる与党側。
それぞれの思惑がある2つの野党は、いつどのような決断をしていくのでしょうか。