国連の気候行動サミットでスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが各国の取り組みを痛烈に批判した演説が話題になっている。地球温暖化などの研究に力を入れる茨城大が8日、グレタさんの演説について語る会を開く。【鳥井真平】
語る会は茨城大水戸キャンパス図書館(水戸市文京2)で、午後4時~5時半。茨城大の学生だけでなく、誰でも無料で参加できる。グレタさんの演説の動画を視聴し、内容を日本語と英語でまとめた文書を配布。気候変動について自分たちにできること、高校生のグレタさんが国連で主張した意義などを論じ合う。
茨城大には地球変動適応科学研究機関(ICAS)がある。気候予測や環境に適応した農業などを研究する専門家も多く、演説で関心が高まった時期に議論を深めたい考えだ。
ICAS機関長の伊藤哲司教授と、同大広報室の山崎一希さんが司会を務める。山崎さんは「若い世代が危機を発信しており、何もしないわけにはいかない。グレタさんの行動をどう受け止め、我々は何をすべきか語る場を作りたいと考えた。気候変動について興味を持ってほしい」と話している。
グレタさんは昨年8月、気候変動に関する抗議行動を一人で始めた。金曜日に学校を休んでスウェーデンの国会前に座り込む「学校ストライキ」は世界中に広がり、今年9月20日には世界で400万人以上が参加したとされる。
9月の国連での演説は、各国首脳に対し「状況を理解しながら行動していないあなた方は邪悪だ」などと批判。涙をにじませながら訴える姿が話題を呼んだ。