プロレスラーで文京区議会議員の西村修さんが53歳で死去 2024年からステージ4の食道がんで闘病

ステージ4の食道がん(扁平上皮がん)で闘病していたプロレスラーで東京・文京区議会議員の西村修さんが28日に死去したことが分かった。53歳だった。
西村さんは1990年4月に新日本プロレスに入門し、翌91年4月にデビュー。カール・ゴッチやドリー・ファンク・ジュニアの指導を受け、クラシカルなスタイルで観客を魅了した。2006年に新日本を退団すると、藤波辰爾の「無我ワールドプロレスリング」の旗揚げに参加。翌07年10月に無我を退団し、全日本プロレスに入団した。
2010年に政治活動を開始すると、11年に東京都文京区議会議員選挙で初当選。全日本を退団しフリーランスとなって以後は、議員活動とレスラー活動を両立させていた。
しかし24年に体調不良を訴え、検査の結果食道がんが発覚。左側上半身全体に転移しており、ステージ4と診断された。不屈の闘志でレスラーとしてリングに上がりながら闘病生活を続けていたが、出場が予定されていた1月31日の『ジャイアント馬場没25年追善~太陽ケア引退試合~木原文人リングアナデビュー35周年記念大会』(東京・後楽園ホール)は欠場。転移した脳腫瘍の進行と副作用などで容体が悪化し、緊急入院したため来場もかなっていなかった。