酒酔いで保護した男性を14時間放置、意識不明の重体に…署員3人を容疑で書類送検

香川県警高松北署で昨年10月、酒に酔った状態で保護した50歳代男性を長時間放置し、意識不明の重体にさせたとして、県警が当時の当直責任者ら署員3人を業務上過失傷害容疑で書類送検した。別の署員1人も、報告書に虚偽の記載をしたとして、有印公文書偽造・同行使容疑で書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。いずれも2月28日付。
捜査関係者らによると、当直責任者の50歳代警部ら3人は、同署で保護中の男性の様子を十分確認せず、一時重体にさせた疑い。別の1人は、男性の様子を確認したように装った報告書を作成した疑い。
男性は昨年10月26日未明、高松市の路上で酒に酔って頭を打ち、倒れているところを署員に保護された。当時、意識はあり、本人が病院搬送を拒んだ。当直の署員は男性を署内の一室に約14時間放置。同日夕に交代した署員が男性の意識がないことに気付いた。男性は救急搬送され、急性硬膜外血腫などと診断された。約2週間後に意識を取り戻したが、脳に障害が残ったという。
県警は2月28日付で4人を訓戒などとしたが、詳細を公表していない。佐脇伸宏首席監察官は読売新聞の取材に「事案を重く受け止める。関係者が一日でも早く回復されることを願っている」とした。