作家、村上春樹さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組「村上RADIO」などを手がけたラジオプロデューサーの延江浩(のぶえ・ひろし)さんが6日、致死性不整脈のため死去した。67歳。葬儀は12日午前11時、東京都新宿区須賀町14の1の正覚寺四谷たちばな会館。喪主は妻裕子(ゆうこ)さんと長男仁(じん)さん。
東京都出身。慶応大文学部卒業後の1982年、エフエム東京(現TOKYO FM)入社。主に制作畑で活躍し、ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)、日本放送文化大賞(日本民間放送連盟主催)など多くの賞を受賞した。
2018年から放送されている「村上RADIO」は、メディアへの露出が極めて少ないことで知られる世界的作家、村上春樹さんのラジオ出演として話題を集めた。
自身も作家として活動。著書に、俳優の原田芳雄さんの遺作となった映画「大鹿村騒動記」(阪本順治監督)の原案となった「いつか晴れるかな~大鹿村騒動記」や、「松本隆 言葉の教室」など。2025年4月から、TOKYO FMの顧問・エグゼクティブプロデューサーを務めていた。