「顔殴ったり、腹に膝蹴りしたりした」 男性死亡、会社経営者を逮捕

千葉県柏市のアパートで意識不明の男性が見つかり、その後死亡した事件で、県警柏署は8日、この部屋に住む会社取締役の斎藤城(けんじょう)容疑者(21)を傷害容疑で逮捕した。「けんかになって顔面を殴ったり、腹に膝蹴りしたりした」と容疑を認めている。
逮捕容疑は6日午後7時~9時半ごろと翌7日午前2時半~3時半ごろ、アパートの自室で、野上永遠(とわ)さん(21)の腹の辺りを複数回殴るなどして傷害を負わせたとしている。
柏署によると、野上さんは意識のない状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は殴打などによる出血性ショックだった。
斎藤容疑者は野上さんを雇い、同居させていたと説明しているという。柏署は傷害致死容疑への切り替えも視野に捜査している。【中村聡也】