三重県警名張署は9日、スピード違反の取り締まりに際して速度規制を誤信し、交通反則切符をドライバー11人に誤って交付したと発表した。現場は最高速度時速50キロから、2023年に時速60キロの法定速度区間に変更されていたことを取り締まりに当たった警察官が知らなかったという。
署によると、名張市八幡の国道368号で同日午前10時から1時間半、署員6人が定置式レーダーで取り締まりを実施。11人に誤った交通反則切符(青切符)を交付した。取り締まり後、制限速度を示す交通標識が現場にないことに気付き、署で確認して誤交付が判明した。
11人に連絡して謝罪したが、うち1人は既に反則金を納付していたため、返金する。名張署の間所弘明副署長は「11人にご迷惑をかけた。再発防止に努める」と謝罪した。【久木田照子】