おととい、東京・清瀬市のスーパーで56歳の女性が夫に殺害された事件で、夫は包丁を購入した直後に妻と一緒にトイレに行き、犯行に及んでいたことが新たにわかりました。
殺人の疑いで送検された兼沢孝行容疑者(58)はおととい、清瀬市のスーパー「西友清瀬店」の3階のトイレで、妻の益代さん(56)の胸や右脇腹などを包丁で刺して殺害した疑いがもたれています。
兼沢容疑者は入店後、3階の日用品売り場で犯行に使用した刃渡りおよそ18センチの包丁を購入したことがわかっています。
その後の捜査関係者への取材で、兼沢容疑者が包丁購入直後、益代さんと一緒に女性用トイレに行き、トイレの入り口で刺したことが新たにわかりました。包丁を購入してからおよそ2分後の犯行だったということです。
兼沢容疑者は「以前から遺産の件で金銭トラブルになっていた」と供述していますが、警視庁は強い殺意を持っていたとみて調べています。