秋篠宮家の長男、悠仁さま(18)の入学で注目が集まる筑波大学。4月5日の入学式では周囲の新入生と和気藹々と会話する様子や、キャンパス内で在学生らと笑顔で交流する姿が報じられた。SNS上にも〈うなぎパイ渡せた!〉など悠仁さまとの接触を喜ぶ在学生たちの投稿が見られた。
式典で永田恭介学長は「大学とは鍛錬や経験を積む場所。社会の将来について考え、自身の研鑽の目的を見極めるように」と激励した。
そんな永田学長の姿が、意外なところでも目撃されていた。
入学式前の3月25日、国賓のブラジル・ルラ大統領夫妻を招いて催された宮中晩餐会だ。
天皇皇后両陛下や愛子さま、秋篠宮夫妻、6月にブラジル訪問を控える佳子さまらも出席したこの晩餐会の出席者リストには、石破茂首相や日伯国会議員連盟会長の麻生太郎氏や岸田文雄前首相ら政財界の重鎮のほか、プロサッカー選手の三浦知良や歌手の小野リサなどブラジルにゆかりのある人物が並ぶ。
そのなかに、「筑波大学長」として永田氏が招待されていたのだ。宮内庁担当記者が言う。
「どうして筑波大学の学長が?と疑問の声が上がっていました。ブラジル側の要望で宮中晩餐会では初となる『平服』指定でしたが、永田学長は蝶ネクタイ姿で目立っていました。永田学長以外に教育関係の出席者はいませんでした」
永田学長が宮中晩餐会に招かれた経緯について宮内庁に問い合わせると、こう回答があった。
「日伯学長会議のとりまとめ大学長として招待されたものです」(総務課報道室)
日伯学長会議は、筑波大とブラジル・サンパウロ大の共催で行なわれた行事。今年1月31日に日本とブラジルの外交樹立130周年を記念して第1回が開催された。
「今回の宮中晩餐会はルラ大統領を招いて日本とブラジルの友好増進を図るものなので、日伯学長会議の繋がりで永田学長にも声をかけたようです」(別の宮内庁担当記者)
悠仁さまの入学と重なるタイミングでの宮中晩餐会だったこともあり、秋篠宮夫妻と永田学長が会話をする一幕はあったのだろうか。
この点について宮内庁に聞くと、次のように回答した。
「晩餐会本席の後に天皇皇后両陛下はじめ出席者が一同にお集まりになる後席がありますが、その席でお話しになられたかは承知しておりません」(総務課報道室)
一方、筑波大学にも質問すると、「そのような事実はありません」(広報室)とのことだった。皇室ジャーナリストの神田秀一氏が言う。
「晩餐会の席ですから、秋篠宮夫妻と永田学長になんらかのやりとりがあっても不思議ではないと思いますが、大学側がそれを否定したのは“いらぬ誤解を招きたくない”という表明だったのかもしれません」
両親と進学先の“偶然のニアミス”を経て、悠仁さまの大学生活が始まった。
※週刊ポスト2025年5月2日号