石破首相、日米交渉を「世界のモデルにしていく」「一方が損するみたいなことは何にもならない」

石破首相は20日のNHK番組で米国の関税措置を巡る日米交渉について「これからの世界のモデルにしていく」と語った。
首相は、交渉では日米双方にとって望ましい結果が必要になると指摘した上で、「一方が得して一方が損するみたいなことは決して世界のモデルにも何にもならない」と強調した。
米側が規制緩和を求めているとされる自動車の安全基準に関しては「(日米の)違いはよく認識しつつ、アンフェアと言われないように色々な詰めはきちんとやる」と述べた。安全保障を日米交渉の議題にするかについては「貿易の話と違う分野の話で、絡めて議論することは正しいと思っていない」と語った。