防衛大生が「オール沖縄」擁立の候補を応援する動画配信に関与か 沖縄・うるま市長選巡り

27日に投開票された沖縄県うるま市長選で、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の学生が特定の候補者を応援する動画配信に関わっていたことが28日、分かった。防衛大の学生は特別職の国家公務員。自衛隊員の政治的行為を制限する自衛隊法に抵触する可能性もあり、防衛大が調査している。
関係者によると、学生は防衛大の迷彩服を着用し、玉城デニー知事を支持する「オール沖縄」の支援を受けた無所属新人の元県議、照屋大河氏(53)=立民、共産、社民、沖縄社大推薦=を応援する動画を撮影した。動画は交流サイト(SNS)で配信されたが、その後、削除された。
防衛大は産経新聞の取材に「国家公務員である学生が特定の候補者を応援する事実があったことは大変遺憾だ」とし、「判明した事実関係に基づき、適切に対処する」としている。