心臓の精密検査のため、東大病院に入院中の上皇さまについて、宮内庁は、上皇さまが「特に苦しいところはない」と話されていると明らかにしました。
上皇さまはきのう、東大病院に入院したあとから精密検査を受けられていました。そして、きょうも午前と午後に、心臓の状態を確認する検査を受けられました。
宮内庁によりますと、上皇さまにはきょうも自覚症状がなく、側近が「痛みや苦しいところがありますか?」と尋ねると、上皇さまは「特に苦しいところはない」と話されたということです。
今後も検査が続く予定で、退院日は結果が出てからの判断になるということです。
一方、上皇后美智子さまは入院中の上皇さまを見舞うため、きょう、東大病院を訪問し、5時間半ほど滞在されました。上皇后さまは検査の間は別室で待機するなど、上皇さまに寄り添い、ご夫妻は昼食を一緒にとられていたということです。
上皇さまは先月中旬、宮内庁病院で受けた定期検診で心筋虚血の疑いがみられましたが、再検査の結果、その可能性が高いと診断を受け、きのう、精密検査のため、東大病院に入院されました。