通行人にタックル「誠意を見せろ」と因縁、3万円奪う 容疑でフィリピン国籍男ら3人逮捕

大阪・ミナミの繁華街で、通行人にタックルするなどして現金を奪ったとして、大阪府警南署は9日、強盗容疑で住所、職業ともに不詳でフィリピン国籍のペレズ・ギアン・ナツキ容疑者(21)ら男3人を逮捕したと発表した。現場周辺では直前にもう1件、強盗事件が起きており、同署が関連を調べている。
ほかに逮捕されたのは、いずれも住所、職業ともに不詳の小森崇太容疑者(22)と渡部翔大容疑者(22)。3人は知人とみられる。
逮捕容疑は8日午前5時ごろ、共謀して大阪市中央区島之内の路上で、男性(21)にタックルして「誠意を見せろ」などと因縁をつけた上、割れた酒瓶を首元に突き付けて「金を出せ」と脅し、現金約3万円などが入ったかばんを奪ったとしている。認否を明らかにしていない。
同署によると、ペレズ容疑者らは事件後、別の通行人とトラブルを起こしていた。同署員が駆け付けたところ、強盗事件の現場付近の防犯カメラに写っていた人物と特徴が一致したため、関与が浮上したという。