小池都知事がにわかに出しゃばり始めた裏…イケイケ玉木国民に便乗で「国政進出」への意欲再燃?

東京都の“女帝”こと小池知事が妙にはりきっている。
GW最終日の6日、イベント参加のため都庁を訪れた米俳優のトム・クルーズと面会し、満面の笑み。翌7日は、9月の世界陸上開催を前に来京した世界陸連のセバスチャン・コー会長と会談。さらに同日、都の国際会議「スシテック東京」に参加する世界49都市の幹部たちの表敬訪問を受け、ご満悦──といった調子だ。
小池知事は昨夏の都知事選以降、注目される機会がほぼゼロだったが、ここへきて表舞台に登場。予定されていた公務なのだろうが、それでも「意識的に出しゃばっているように見える」(都政関係者)と囁かれている。何か狙いがあるのか。小池知事が特別顧問を務める都民ファーストの会関係者が言う。
「6月の都議選を意識しているのでしょう。現状、都議会の知事与党は自・公・都ファで多数を占めている。しかし、裏金問題で自民は大幅議席減が確実。公明も厳しい。“身内”の我々の議席を増やすため、今から露出する機会を増やしているのだと思います」
■玉木氏への接近を“身内”は苦々しく見る
一方、前出の都政関係者は「国政進出の意欲が再び湧いているのでは」と言い、こう続ける。
「最近は蜜月関係にある国民民主党の玉木代表がイケイケです。国政では、将来的な自公国連立と玉木さんの首相就任説まで流れている。『玉木内閣』誕生で、小池さんの重要閣僚就任が確実視されれば、国政転出もあるだろう。以前から転出の噂は出ていますからね」
要するに、絶好調の玉木代表に便乗しようというわけだ。
「ただ、小池さんが今さら一介の国会議員に戻るとは思えない。都知事の権限は絶大だからです。都知事在職のまま玉木さんとの連携を深め、国政に影響力を発揮する絵を描いているのではないか。その方が現実的でしょう」(官邸事情通)
捕らぬたぬきの何とやら、とは“緑のたぬき”らしい話だが、玉木代表との接近を“身内”は苦々しく見ている。
前出とは別の都ファ関係者が言う。
「都議選では、国民民主とウチが複数の選挙区で競合しています。党勢は彼らの方が断然好調で支持層もかぶる。ハッキリ言って邪魔な存在です。知事には玉木さんに近づいて欲しくありませんね。しかし、知事からすれば国民民主の議席増は大歓迎。どうせ彼らは知事与党に入るわけですから、味方は誰でも多い方がいい。フザケた話ですよ」
最近、小池知事は都ファの都議に「国民民主とはうまく組んでよね」と真顔で語りかけてくるという。結局、自分のことしか考えていない女帝だ。
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