九州南部が梅雨入り 平年より14日、昨年より23日早く

気象庁は16日、九州南部(奄美地方は除く)が梅雨入りしたとみられると発表した。平年(5月30日ごろ)より14日、昨年(6月8日ごろ)より23日早い。
鹿児島地方気象台によると、向こう1週間も前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が続く見通し。九州南部の平年の梅雨明けは7月15日ごろ。
沖縄と奄美地方の梅雨入りは発表されておらず、九州南部が全国で最も早く梅雨入りするのは、気象庁が1951年に統計を取り始めてから初めて。
気象庁によると、九州南部の梅雨入りが最も早くなったのは、本州の南の上空を流れて梅雨前線の活動に影響をもたらす偏西風が、平年よりも北にずれているのが要因という。これに伴い、平年のこの時期は沖縄付近に位置する梅雨前線が、九州南部にかかりやすくなったとみられる。【竹林静、山崎あずさ】