航空自衛隊の練習機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落した事故で、悪天候の中、17日も捜索が行われ、機体の一部とみられる部品が見つかりました。周辺の博物館などでは、この事故による影響が出ています。
防衛省によりますと、この事故は14日、2人の搭乗員が乗った練習機T4が、愛知県の小牧基地を離陸した直後、犬山市の入鹿池に墜落したもので、事故から4日目となる17日も自衛隊らが安否不明の2人の捜索を行っています。
16日、搭乗員とみられる体の一部が発見された付近で、集中的に捜索が行われていて、機体の部品とみられるものが見つかったということです。
また、周辺の貸しボート店は自衛隊の要請に応じ休業しています。
入鹿池貸ボート組合・中村直人組合長「5月21日の水曜日まで営業を控えてもらいたいと(要請があった)」
入鹿池に隣接する「博物館明治村」でも、事故翌日から休村が続いていますが、知らずに訪れる観光客の姿がありました。
名古屋から「知らずに来てしまいました。きょうはもう帰ります」
防衛省などは、見つかった体の一部の身元確認を急ぐとともに、練習機が墜落した原因を調べています。