埼玉県吉川市のリサイクル会社の敷地内に置かれたドラム缶から女性の遺体が見つかった事件で、県警は21日、夫で住居不定、無職保谷仁容疑者(50)を死体遺棄容疑で逮捕した。捜査関係者によると、「妻を殺した」と供述しており、県警は死亡の経緯も調べる。
発表によると、保谷容疑者は2011年9月中旬~25年2月15日、妻美治さん(2011年当時39歳)の遺体をドラム缶に入れ、同県所沢市のトランクルームに遺棄した疑い。容疑を認めている。
県警は保谷容疑者の供述などから、美治さんが11年夏頃に死亡したとみている。死因はわかっていない。保谷容疑者は同年9月にトランクルームを契約していた。県警幹部によると、2人は当時、所沢市内で暮らしていたという。
ドラム缶は今年4月、トランクルームの管理会社から依頼された吉川市のリサイクル会社が回収。中からブルーシートで覆われた遺体が見つかった。