「万博事務局」を名乗る人物から大阪府内の小学生の保護者に対し、「万博IDを紐づけるため口座番号を教えてほしい」などと不審な電話があり、大阪府教委が注意を呼びかけています。
大阪府では府内の小・中・高に通学している全ての児童・生徒らを原則、遠足など学校行事の一環で大阪・関西万博に招待しています。
一方、各自治体の意向などで学校単位などでの不参加を決めた場合は、生徒の人数分のチケットIDが学校で配布され、個別で来場することが可能です。
大阪府教育委員会によりますと14日、このチケットIDをめぐって、「万博事務局」を名乗る人物から大阪市内の小学生の保護者に対し不審な電話があったということです。
電話では「学校団体で参加しない場合に配布される『こども招待一日券』について、チケットIDと万博IDを紐づけるためには銀行口座への入金が必要」、「氏名、電話番号及び銀行口座を教えてほしい」などと騙っていたということです。
電話があった保護者はすぐに学校に相談していて、被害はありませんでした。
不参加を決めた学校の児童・生徒には5月上旬に入場時に必要なQRコードが記載された紙チケットが既に配布されていて、府教委は「チケットIDの紐づけに際し、銀行口座への入金は必要ありません。このような電話があっても対応しないようお願いいたします」と注意を呼びかけています。