有楽町線・豊洲駅内で「白煙」充満、東京メトロが謝罪 原因は「非常用発電機が誤動作」…体調不良の申告も

東京メトロ有楽町線の豊洲駅で2025年6月10日朝、非常用発電機の誤動作により「排気ガス」が発生し、駅構内に流れ込んでいたことが分かった。煙の目撃談がXで相次ぎ、同社がJ-CASTニュースの取材に詳細を明かした。客から体調不良の申し出もあったという。
消防から火災扱いはされていない
Xでは、駅構内に白い煙が立ち込めて遠くが霞んだような写真が確認できたほか、「豊洲駅で白煙充満してる…」「改札階とホーム階の間の階がめっちゃ煙ってるし、何か焦げた匂いする」といった目撃談も散見された。
11日にJ-CASTニュースの取材に応じた東京メトロ広報部によると、煙が発生していたのは事実で、発生場所は豊洲駅中2階のコンコース。原因は「非常用発電機が誤動作したことにより排気ガスが発生したため」だとしている。
客の申し出で発覚し、駅係員が消防に通報。その後は9時10分ごろから駅改札内を入場制限し、9時25分ごろに中2階コンコースを除いて入場制限を解除。以後10時ごろまでに全ての入場制限を解除していた。
消防に火災扱いはされていないという。列車運行にも支障はなかったが、ケガ人の有無については「現時点で2名のお客様から体調不良の申し出がございました」としている。
今回の事案は、「お客様にはご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。体調を崩されたお客様には引き続き誠心誠意対応させていただきます」と受け止めている。