【速報】万博に「水質管理対策本部」を立ち上げ レジオネラ属菌の検出めぐる論点整理へ…4日から中止続く水上ショーの早期再開へ向けた取り組み進むか

大阪・関西万博の会場の、「ウォータープラザ」と「静けさの森」周辺で、指針値を超えるレジオネラ属菌が検出されている問題について、水質管理対策本部がきのう立ち上がったことがわかりました。
博覧会協会が11日午前に明らかにしました。
協会は、「出来る限り早い時点で水上ショーが再開できるよう全力で進めたい」とし、「論点整理ができたら、会議などは可及的速やかに開催したい」としています。
◆6月4日から水上ショーが中止
「ウォータープラザ」での水上ショーは、指針値の20倍となる「レジオネラ属菌」が検出されたことを受けて、6月4日の夜から中止となっています。
協会は5月31日の時点で、消毒効果のある「次亜塩素酸ナトリウム」の濃度を上げていましたが、6月7日に採取した海水に「生菌PCR法」と呼ばれる検査を行ったところ、指針値の53倍と、これまでの倍以上のレジオネラ属菌が検出されたということです。
◆静けさの森は先月30日から利用停止
いっぽう、会場中央にある「静けさの森」の南側にある水辺でも、指針値を超えるレジオネラ属菌が検出されています。
検出されたのは5月28日の夜でしたが、その時点で協会は公表しておらず、30日の朝から利用を停止しています。今月7日の夜に清掃を実施し、水質の検査を行っています。