「生きて罪を償ってもらう方が良かった」座間事件の被害者遺族は…白石死刑囚の死刑執行 福島県

2017年、神奈川県座間市のアパートで福島市の女子高校生を含む男女9人が殺害された事件で、法務省は白石隆浩死刑囚の死刑を執行しました。
白石隆浩死刑囚は、2017年、座間市の自宅アパートでSNSなどで知り合った福島市の女子高校生を含む15歳から26歳の男女9人を殺害し、現金を奪うなどし強盗・強制性交殺人、遺体損壊などの罪で死刑が確定していました。
法務省は2025年6月27日に白石死刑囚の死刑を執行したということで死刑の執行は、2022年7月以来、約3年ぶりです。
福島市で当時17歳だった高校3年生の娘が殺害された遺族は…
■被害者の父親は
「平常心。気持ちはなにも変わりません。子どもの時からテレビ見るときにここに座って、結構大きいソファーだから、子どもと一緒に座れた。そういう思い出があるから、このソファーは捨てられないかな」
「死んでると思っていないから。どこかで育ってる感覚」
“今も娘は自分のなかで生きている”。
そう語る父親は、白石死刑囚には生きて罪の意識を持ち続けて欲しかったと胸の内を話します。
■被害者の父親
「娘のことを考えた時に、相手が死刑執行になって、事件の意識がなくなるよりも、生きて罪を償ってもらう方が良かった」