厚生労働省は27日、2024年度の自営業者ら国民年金第1号被保険者の保険料納付率が、前年度比0.9ポイント増の78.6%だったと発表した。納付率の上昇は13年連続。スマートフォン決済アプリなど納付方法の多様化による効果を挙げたとみている。
都道府県別では新潟(87.45%)が最も高く、富山(87.09%)、島根(86.13%)と続く。最も低かったのは沖縄(71.32%)で、次いで大阪(72.51%)、福岡(74.52%)だった。
24年度末時点の第1号被保険者数は前年度末と比べ19万人減の1368万人、サラリーマンの扶養に入る配偶者ら第3号被保険者数は45万人減の641万人となり、いずれも過去最少。一方、厚生年金に入る第2号被保険者は74万人増の4746万人で過去最多となった。 [時事通信社]