松山市教育委員会は、今月3日、市内の小学校の給食で、小麦アレルギーのある児童に、誤って小麦が入ったスープを提供したと発表しました。
児童はアレルギー症状を訴え、救急搬送されましたが、すでに回復しているといことです。
松山市教育委員会によると、今月3日、市内の小学校の給食の時間に、小麦が含まれた「キャロットスープ」を食べた児童1人が腹痛などの症状を訴えました。
児童には小麦アレルギーがあり、所持していた薬を服用したものの症状が改善しなかったため、市内の病院に救急搬送されました。
児童の容態はその日の夕方には回復し、翌日以降は通常通り登校しているということです。
教育委員会は、栄養教諭などが児童の食物アレルギー情報を管理システムに入力する際、スープに使われた「小麦シチューミクス」の情報を記入できておらず、その後のチェックでも記入漏れに気づかなかったことが原因としています。
市教育委員会によると、過去6年間に給食でアレルギー症状が出て救急搬送された事例が2件発生しているということで、今後は情報を入力する担当者を月ごとに固定し、さらに複数人で読み合わせて確認するなど、再発防止に向けチェック体制を強化することにしています。