犯罪から身を守る行動学んで 小学校1年生がマクドナルドに駆け込む訓練 東京・中野

子供たちに犯罪から自分の身を守る行動を学んでもらおうと、警視庁野方署は、東京都中野区立白桜小で、日本マクドナルドと協力して防犯教室を開いた。キャラクターのドナルド・マクドナルドが登場し、1年生27人に、不審者に声をかけられたら、すぐに逃げるよう呼びかけた。
マクドナルドは、危険に遭遇した子供の一時的な保護と警察への通報を行う「子ども110番の家」の協定を各都道府県警と結んでいる。都内にある約350店舗はすべて子ども110番の家の対象となっている。
防犯教室では、野方署員が、子供が不審者から身を守るための5つの行動「行かない」「乗らない」「大声を出す」「すぐ逃げる」「知らせる」の頭文字を並べた合言葉「いかのおすし」について指導した。
ドナルド・マクドナルドが子ども110番の家について説明した後、実際に不審者に声をかけられた想定で児童らが訓練。不審者役の警察官が「お母さんが病院に行ったので車で連れて行ってあげる」や「公園に案内してほしい」などと声をかけると、児童がマクドナルドの模擬店舗に逃げ込んで相談し、店員が110番通報した。参加した男児(6)は「悪い人が来たときはすぐに逃げます」と話した。