30日午前11時半頃、名古屋市の広沢一郎市長(61)が市役所で行われていた定例記者会見中に倒れ、市内の病院に救急搬送され、入院した。命に別条はないという。
会見は午前10時半に始まり、記者団からは名古屋市などの小学校教諭が女子児童の下着を盗撮し、画像などをSNSのグループチャットで共有したとされる事件について、再発防止策などに関する質問が相次いでいた。
市幹部が午後3時から広沢市長の容体について説明した。特定の病気ではなく、日頃の疲労がたまっていたところに会見中の緊張などが重なり、失神の前兆のような症状が出たのではないか、と診断した医師からの説明を受けたという。30日はこのまま入院するが、職務代理者は置かない。
市議会は現在、6月定例会を開会中で、7月1日には議会運営委員会が予定されているが、広沢市長が出席するかは1日朝に判断するという。