覚醒剤約30キロ(末端価格約17億4000万円)を航空機で福岡空港に密輸したとして、福岡県警は30日、カナダ国籍の住居不詳、自称大学生兼建築作業員カトリーナ・ナトス容疑者(31)を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で逮捕したと発表した。県警によると、同空港での覚醒剤押収量としては最多。
発表によると、ナトス容疑者は6月13日までに、カナダから福岡空港に入国し、覚醒剤約30キロをポリ袋16袋に分けてタオルなどで包み、スーツケース2個に入れて密輸した疑い。「スーツケースは友達から預かった。違法な薬物だったら持ってきていない」などと容疑を否認しているという。
門司税関は30日、ナトス容疑者を関税法違反(密輸入未遂)容疑で福岡地検に告発した。