鹿児島県・トカラ列島近海を震源とする地震は、3日も相次いだ。気象庁によると、震度1以上を観測する地震が正午までに29回起き、6月21日以降の累計は1001回に達した。
3日午前6時51分頃には、同県十島村の悪石島で震度4を記録した。同庁によると、震源の深さは約20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4・4と推定される。
一連の地震では、今月2日までに震度5弱を計3回観測するなど、約2週間にわたって活発化している。揺れの強かった地域では落石や崖崩れの危険もあるといい、同庁は震度5強程度の揺れを伴う地震に備えるよう呼びかけている。